2013年6月26日水曜日

新サイトでの初仕事

いやー、タカ牧師としては「福音の再発見」応援サイトがブロガーに引っ越してきて、大変ありがたく思っています。

引越しを準備してくださったミーちゃんはーちゃんには、感謝、感謝。

で、何からやろうか、ということなのですが、引越しのどさくさに紛れてしまわないように、久保木牧師が、福音の再発見発売後の反応」への反応①へ寄せてくださったコメントにお返しさせて頂こうかなと・・・。

ではちょっとメールでの引用形式でやらさせていただきます。

インストア・トーク・イベント、お疲れ様でした。何より、1冊の本を出版するために、どれだけの労力があるかが、伝わり、FBグループ内でのコミュニケー ションと労苦がひしひしと伝わってきました。そんな労苦に対し、読んで、さらっと書いた拙ブログ記事に応答してくださること、恐縮しております。
いやいやそんな恐縮なんて・・・。
それがそれほど「労苦」と言うほどでもないんですよ。録音の方に「出版のための冒険者たち」と言う非公開の秘密のFBグループを2012年1月に立ち上げたことが紹介されていましたが、実は(このことは録音には入っていなかったと思いますが)その過程で思わぬ副産物が出たのです。

それはN.T.ライトの読書会をやはり秘密のFBグループでやろうよ、と言うことになり、そこから後のHow God Became King読書会(非公開)がスタートしていったんです。

まっこれは今となっては裏話ですが、2012年3月初め頃はそんな準備でKさんとSさんと(別に伏せる必要もないんだけどミステリアスで面白いかなと思って)3人でもう楽しい・ワクワク・・・でやっていました。
小嶋先生が、イベントの中で、「この本は福音派だけに向けて書かれた本でなく、カトリックも含め、福音を宣言する全てのキリスト者に向けて書かれている」という主旨の発言が一番印象に残りましたし、私のブログ記事はそこの理解が大変甘いものであったことは否めません。
あーあの発言ね。最後の方になされたやつですね。

昨日聞き直してみて自分でもよくぞ言ったと思いました。

もちろん久保木先生が念頭にあったのではなく、現場での楽しい雰囲気で一過性で終わったらいけない、特に誰が今後聞くことになるか分からない「匿名の視聴者」がいることを思い出して、「福音派の内輪の祭り」と言う印象で終わって欲しくないな、と思っての発言でした。
福音派、福音主義について丁寧な定義を本記事で改めてしてくださっておられることを感謝致します。
あのベビントンの「福音主義の四重の特徴(Bebbington Quadrilateral)」は、恥ずかしながら、少し福音主義の研究をやっている人なら誰でも知っている、汎用性のある定義で、別に改めてご披露するほどのものではございません。
また「久保木先生は「個人の発見」と言う宗教改革の正の遺産(とマクナイトも多くのプロテスタント近代の視点に立つ者たちが評価する)と、近代啓蒙主義の 鬼子として現代社会の病巣の一つの原因となった「(行過ぎた)個人主義」と言う負の遺産の問題とを混乱させているように思われます。」と書いておられます が、そう受け取られても仕方がありません。ただ、マクナイト自身、行き過ぎた個人主義の問題を宗教改革が起源であるかのように97-98頁で書いているよ うにも思えます。

小嶋先生自身、「ご指摘の通り教会史における個人の救いに重心を移すパラダイム・シフトの叙述は簡略化された素描であり、教会史的な丁寧なものではありませんので、ご不満を持たれたとしても不思議ではありません。/確かにマクナイトの論点を明確にするだけの叙述に圧縮されていることはそうなのです。(でも このような性格の本に教会史の教科書のようなものを期待されてもそれはちと難しいと思いますが・・・。まっ議論のための圧縮と見てあげてください。)」と 書かれてあるとおりで、この本に関して、宗教改革の理解や個人の発見について喧々諤々やっても、不毛な議論だと思いますので、わたしもこの辺で止めておき たい思いです。
そう、ここではやらなくてもいいと思うけど、実際にはパラダイムシフトがどの辺りで決定的に起こったのか、と言う丁寧な研究は必要だと思います。
私の所属教団について神学的な流れについては、またいつの日にか、小嶋先生と個人的にお会いする機会があれば、お話できればと思います。これも、この本の 有益さを広げていくには、ここで書くのもどうかと思いますので。ちなみに、K先生は高齢ですが、神学校では現役で教鞭をとっておられます。
そうですね。いつの日にか・・・。
そうですか、まだ現役で、それは素晴らしい。
いろいろ書きましたが、本書の 図3 から 図2 へどのように移行していくのか、それを日本というコンテキストの中でどのように実現していくのか、そうした建設的な取り組みを何らかの形で共同でできていければ面白いと思います。
そうですね。これっまもなくN.T.ライトが翻訳出版される時もやはり同じ課題が出てくると思います。
既にライトFB読書会ではそのことをおぼろげながら意識しながら時々ディスカッションしています。

今回の出版も色んなコラボやシナジー効果の賜物だと思いますが、共鳴できた部分をベースに発展させることがあればトライしていこうではありませんか。
そしてアイデアを提供して頂ければ・・・。
ともかく、この度の出版への道そのものが、5人の神の民としての物語であり、その物語が、読者とつながる物語となり、またインストア・トーク・イベントとして、顔と顔を合わせてつながる物語となっていることを大変興味深く思っています。
長文を最後までお読みくださり、感謝致します。
そうですね。Kさんがまとめられた背景になっている「指輪物語」、恥ずかしながら誰のこと言われているのかきょとんと聞いておりました。
一緒に旅する神の民・・・今回の企画は言わばそのミクロ版で、もう少し大きなものに拡げていければいいですね。
久保木先生も少し乗りかかっているのではないですか。 (笑)

2 件のコメント:

  1. まぁ、この物語は、旅の仲間たちの第1巻の半分くらいのところと、ミーちゃんはーちゃん的には思ってます。

    これから、どんどんと、二つの塔、王の帰還(本物のメシアの帰還)まで続く物語を紡ぎ出す物語の一部だと思っています。

    ということは、これ以前から続く物語があるわけで、ホビットの部分もあるわけで… 

    読むのうっとうしかったら、映画もいいかも。割と原作に忠実だったと思います。まぁ、完全に映画化は無理、ですけど。

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  2. >一緒に旅する神の民・・・今回の企画は言わばそのミクロ版で、もう少し大きなものに拡げていければいいですね。
    >久保木先生も少し乗りかかっているのではないですか。

    そうです、一緒に旅する神の民です!

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