2013年7月15日月曜日

発売後の反応⑥

さてしばらく開いてしまいました、タカ牧師です。

ちょっとツイッターのTLから拾ってみました。

松田牧師はタカ牧師が、いきなり「高松でおいしいうどん屋さん紹介して」みたいなツイートをいきなり投げたのに、ご丁寧に地元のお店を紹介してくれた親切な方です。
本も良く買っておられるようです。

願わくは「福音の再発見」が松田牧師のお眼鏡に適うものとなると良いのですが。
松田牧師は日本キリスト改革派高松教会ですから、バプテスト出身、今メノナイト的な神学のスコット・マクナイトの立場にどれ位好感を寄せていただけるか、との心配も無きにしも非ず。


読者の反応と言う話とは少し変わりますが、Amazon.co.jp、ではもう中古品として出ていますね。
しかもお値段が、3,972円よりとあります。
さらに「コレクター商品」のカテゴリーでは、4,200円よりとあります。
どうなっているんでしょうね・・・。

そう言えば、教文館の(キリスト教書籍)「月間売り上げベスト20」では、5月に続いて、6月も「第1位」となっています。
読者の皆様の熱い御支持の賜物、と深く感謝するしだいであります。

さて既に一度ご紹介くださった、「命と性の日記」の水谷先生が再度、福音の再発見ーー黒船来航すれども開港せず、でその意義を評価してくださっています。
この書物を読んで、「福音派はおかしい」とか「福音派はダメ」とか(聖霊派も含めた広義の)福音派に属する者が、反応するのは、違うだろうということです。G先生のご指摘のように、この書物は福音理解について、私たちを真摯に聖書と歴史と文化に向き合わせると言う意味で、やはり黒船だと思うのです。ショッキングな方法で、自分の福音理解に安住する者に、目を覚まさせる書物なのは間違いありません。
「(日本での)発見者」としてそこをご理解いただければ、一つ役割を果たしたかな、と言う感じです。

またG先生も、スコット・マクナイト「福音の再発見」再考、と言う記事で再度本書を取り上げてくださり、評価とともにその問題点、殊に日本で(米国でも同様とは思いますが)、いかに「再発見」された福音をまさにゴスペルとして語るのか、と言うことを指摘しておられます。
私には本書におけるマクナイトの聖書に基づく適用部分を読んでも、今のところまだそれほど明らかではありません。つまり、私としては——牧師としての説教の務めは離れましたが——天地創造から新天新地に至る救いの物語の中にキリストにある全被造物の解放を見ながら、すべてを包む神様の恵みの風呂敷の結び目にリバイバルの伝統におけるキリストの血による個人の罪からの救いをおいて語る以外に、 まだ自分の福音伝道のメッセージを持ち得ません。
すなわち、私のうちにある伝道メッセージは——そして私の生き方は——今も高校生のときにアメリカ人宣教師から最初に聞いた古い福音派の「神ー罪ー救い」というアウトラインにあり、その「救い」の部分にキリストの甦りによる肉体の復活の希望と共同体における新しい人類の完成を含めて、この世におけるクリスチャンの生き方にも関わって「救い」をブロードに解釈して語る、今もそれが基本線です。要するに、私にとって福音は今も基本的には宗教改革の伝統に立つ「古い古い十字架教」(内村鑑三)なのです。
とのご指摘ですが、恐らくタカ牧師の見方では、マクナイトは再発見された福音の「文化」を問題にしていて、「簡略化された救済論」を「一回の伝道説教で回心を迫る」ようなイメージでは捉えていないように思うのです。

その点、タカ牧師が「大和郷にある教会」ブログで連載してきた「福音派のパラダイム・シフト」とマクナイトのアプローチは通底しているように思います。

さて今回の「読者の反応」は期せずして「牧師たちの反応」になってしまいました。
その点はあまり変えられないのですが、最後に晴佐久神父(ボット)のツイートで締めくくりましょう。




ではまた何かありましたらご紹介いたします。

ところで、8月11日(日)午後2-4時(神戸・三宮)、そして8月25日(日)午後2-4時(東京・巣鴨)の福音の再発見読者感謝デートークバック・セッション、皆さん是非いらしてくださいねー。
心よりお待ちしています。

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